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基礎知識 > カード一枚で決済可能なクレジットカードの仕組みについて
初心者にとってクレジットカードの仕組みというのは把握しにくいかもしれませんが、ここでは初心者にもわかりやすくクレジットカードの仕組みについて解説していきます。
クレジットカードは商品の支払いで利用することができる決済方法の一つとして、世界中で多くの人に利用されています。
カードを提示するだけで後払い方式での支払いで買い物をすることができますし、ネットに限らずシチュエーション関係なくすぐに支払いを済ませることができます。
またポイントプログラムを利用して現金での支払いよりもお得に買い物をすることもできます。
このようにクレジットカードは便利に使えるだけでなく、様々なメリットをもたらしてくれる支払い手法なのです。
しかし、まだクレジットカードについてよく知らない方は、カードの仕組みについてわかりにくい部分がいくつもあると思います。
クレジットカードがお金の支払いでどのような働きをするのか、仕組みがよくわかってくれば安心してカード利用ができるようになるはずです。
そんな方のためにこれからクレジットカードの仕組みについて詳しく解説していきたいと思います。
クレジットカード払いの仕組み
クレジットカードは会員への経済的な信用をもとに、
後払いで商品を購入することができるカードです。
カードには支払い日が決められていて、商品をカードで購入したあとは予め決められた支払い日に口座からの引き落としでお金が支払われるという仕組みになっています。
◆クレジットカード払いの流れ
1.お客さんがクレジットカードで商品を購入
2.先にカード会社から料金が支払われて、お店からはカード会社に手数料を支払う
3.後日お客さんが支払い日に商品代金をカード会社へ支払う以上がクレジットカード払いの基本的な流れとなります。
このようにカードを使用した支払いではカード会社が立て替えしてくれるので、現金を用意しなくても商品を購入することができるようになります。
クレジットカードの限度額
クレジットカードは予めいくらまでお金を使うことができるかが決められていて、このようなカードの使用上限金額を
限度額と言います。
たとえばクレジットカードの限度額が50万円である場合は、50万円以上の商品でなければカード払いで決済ができますよということになるのです。
◆限度額を超すとどうなる?
クレジットカードの利用限度額はカード利用をする際にとても重要です。
カードを使い過ぎてもし限度額に達してしまうと、支払い日に返済が完了するまでクレジットカードを
使うことができなくなってしまうからです。
たとえば限度額50万円のクレジットカードを使っていて、3万円の買い物をした時点で限度額に達してしまった場合カード払いができなくなってしまいます。
しかし翌月の支払い日で分割払い分の1万円の引き落としがあった場合、返済した1万円分の買い物までならクレジットカードを利用することができるようになります。
つまり限度額が上限に達した場合は返済した金額分だけ、クレジットカードを利用することができるようになるというわけです。
◆限度額を把握していないと困ることも
上記の場合限度額50万円を返済すれば、また50万円まで利用することができるようになりますが、再利用の手続きが完了するまで数日かかってしまう場合もあります。
このようにクレジットカードの限度額を把握していないと、長期間利用することができなくなってしまい、必要なものを購入することができなくなってしまうといった困ったことになりかねないので、限度額には充分に気をつけるようにしましょう。
また複数のクレジットカードと契約していたり、前に支払いが遅延していたりしていたなどの記録が残っていると、限度額も下げられてしまいますので、きちんと支払いができるように気をつけて
カード払いを利用するようにしましょう。
ショッピング機能とキャッシング機能の仕組み
クレジットカードには主に
ショッピング機能と
キャッシング機能という2つの機能が付いています。
両機能ともに限度となる枠が設けられており、カードに設定されている限度額の中で枠の大きさが変動します。
◆ショッピング機能とは
ショッピング機能はクレジットカードで商品を購入するときに用いる機能で、クレジットカードが持つ
メインの機能になります。
ショッピング機能にはショッピング枠というものが設けられています。このショッピング枠は前述したクレジットカードの限度額と同じもので、限度額の金額はそのままショッピング枠の金額となります。
限度額で決められた金額内であれば、カード払いで商品を購入することができるというわけです。
◆キャッシング機能とは
キャッシング機能はクレジットカードでカード会社からお金を借りるときに用いる機能です。
キャッシング機能はメイン機能では無く
サブ機能とも言えるものなので、ショッピング機能のみ利用している人の方が多いと言えるでしょう。
キャッシング機能にもキャッシング枠が設けられていて、いくらまでお金を借り入れられるかの上限が決まっています。
キャッシング枠はショッピング枠に含まれる
注意すべきなのはキャッシング枠はショッピング枠の中に含まれるという点です。
たとえば限度額50万円はショッピング枠も50万円ということですが、キャッシング枠20万円という設定なった場合は、ショッピング枠50万円のうち20万円がキャッシング枠という意味です。
仮にショッピング枠(限度額)50万円のカードで、20万円のキャッシング枠を利用した場合は、残りの30万円がショッピング枠の上限金額となります。
このようにクレジットカードのキャッシング枠でお金を借り入れすると、ショッピング枠の上限もその分だけ差し引かれされるのです。
クレジットカードにもキャッシング機能はありますが、
ショッピング枠の上限が優先されるということも覚えておきましょう。
またキャッシング機能は自分で解除できるので、とくに使用するのでなければ機能を切っておくことも可能です。
クレジットカードのポイントプログラム
大抵のクレジットカードには
ポイントプログラムというサービスがあります。
クレジットカードのポイントはカードを利用した金額に応じて貯まっていき、景品や電子マネーなどの特典と交換することができます。
また欲しい商品を買うときにポイントを使って購入することもできます。つまりクレジットカードのポイントを活用することで、お得に買い物や利用したいサービスを購入することができるというわけです。
カード会社には加盟店から手数料が支払われており、その一部がポイントとしてカード利用者に還元されるという仕組みになっています。
会員:クレジットカード(還元率1%)で1,000円の商品を購入
加盟店:加盟店手数料3%の30円をカード会社に支払う
カード会社:手数料30円のうち10円(還元率1%)を会員へ還元する
現金とは異なりカード払いではポイントが還元されるので、お得に商品を購入したいならなるべく還元率の高いクレジットカードを選ぶことをお薦めします。
クレジットカードの仕組みを理解しておこう!
今回はクレジットカードの
仕組みについて解説いたしました。
一見しただけではいまいちわかりにくいと思いがちですが、一度クレジットカードの仕組みを知ってしまえばそれほど難しい理屈では無い、ということがわかっていただけたのではないでしょうか。
今回をきっかけにこれまで謎だったクレジットカードの仕組みを理解できたなら幸いです。
2016.07.15
クレジットカードはどんな時でも利用できる、非常に便利なツールであると言えるでしょう。ここでは初心者にもわかりやすくクレジットカードの使い方について詳しく解説していきたいと思います。